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100年人生を迎える時代、30代サラリーマン管理職が会社に依存しないための日々のスモールアクション、ビジネス情報をお伝えします。

ペラ50_まんがでわかる学問のすすめ

今日のペラ1はこちら

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漫画で分かるシリーズ、たまに読むけど結構良い。
大事なところは漫画と漫画の間にある文章だったりするのだが、
漫画があることで文章への導入も抵抗なくいけるし、
何より古い本を読むのに適している。

理由は今の時代の言葉に置き換えて解説してくれるから。
昔の言葉や古い言い回しって読みづらいじゃん、それをクリアしてくれる。

 

ということで「学問のすすめ」なんだけど、
恥ずかしながら僕はこの本を知識的な勉強をするべきだよ、を説いているものだと勘違いしていた。
しかし実際には生き方や働き方、人生の在り方を示してくれている。
会社経営やメンバーマネジメントにも使える概念が盛りだくさん。

 

 

その中でもこれは! と思える言葉をピックアップした。
早速いってみよう。

 

◆顔色容貌を快くして、一見、直ちに人に厭わるること無きを要す

うまくいないとイライラしたり落ち込んだりして表情、態度に出る。
それが相手に嫌な感じを与えてしまう。
明るく細かいことは気にしないでいる、それが好転するきっかけになる。
 

◆実なき学問はまず次にし、もっぱら勤べきは人間普通日用に近き実学なり

まずは生活に役立つ実学から学ぶ。
言い換えたら学んだことをどう日用に落とし込むか。
 使うために学ぶ。
 

◆人にして人を毛嫌いするなかれ

苦手な人がいても、案外話しかけたらいい人だった。
自分の思い込みだったってことはたくさんある。
むやみにヒトを嫌わないように。
学問のすゝめの最後の締めくくりがこれ。
 

 ◆我心を持って他人の身を制すべからず

自分の考え、価値観、常識で相手を縛ってはいけない。
 

 ◆人に交わらんとするにはただに旧友を忘れさざるのみならず、兼ねてまた新友を求めざるべからず。

これまでの交友関係では変化は生まれない。
新しい出会いが新たな発見や気付き、自分の成長につながる。
 

 ◆賢人と愚人の別は、学ぶと学ばざるとによって出来るものなり。

学ぶか学ばないかで決まる。
人生学んでいる人間の勝ち。
 

 ◆真疑の際に付き必ず取捨の明なかるべからず。蓋し学問の要は、この明智を明らかにするにあるものならん。

 信じる、疑うには取捨選択のための判断力がいる。それを確立するために学問がある。
あらゆる情報のどれを信じるか、そのための土台をもっていないと他人に良いようにされてしまう。 
 

◆学問のすゝめで伝えたかったこと

学問をすることで自分の足で立って、考え、行動する力を養うこと。
学問を通じて状況や環境を変えていける。
 

◆MYコメント 

自身に思い当たること、ウッてなることが1つはあるはずだ。

僕の場合「人にして人を毛嫌いするなかれ」で勝手に苦手意識を持っていた上司がいた。
勇気を出して気軽に話しかけたらなんてことはない、軽く笑って話せたことがあった。

思い込みや決めつけ、が世の中を狭くする可能性があることを認識した。

「我心を持って他人の身を制すべからず」にも通ずる。

自分の考え、価値観が正しいとそれを他人に押しつける。

結局は思い込みや決めつけが走り回っていると言うこと。

 

柔軟性を持って常に学んでいく。それが日々の正しい姿勢なんだろうね。