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ペラ44_笑いの科学株式会社

今日のペラ1はこちら。

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笑いを科学するっていいですよね。

なんでヒトは笑うのか、どういう時にどんなボールを投げ込むと効果的なのか、理屈で笑いを起こしてみよう。そのような事を物語を通して教えてくれている。

 

笑いなんてセンスだという一面は少なからずあるだろう。ただセンスの磨き方なんてわからない。出来れば理屈で知っておきたい笑いの法則。爆笑はともかくクスっとなるような空気は作りたい、と思ったあなた、一緒に勉強しましょう。

 

ではどうぞ。

 

◆どのような時に笑いが起きるか

緊張が緩和されると笑いが起こる。
緊張とは不安や心配、混乱などのネガティブな感情全体を指す。
これが安心や共感といったポジティブな方向に動くと緊張は緩和される。
感情がプラスに動くとヒトは笑う
 
人の心にプラスの力を加えてほんの少し行動をポジティブに向ける。そのことを通じて人生を変える。これが、個人にできること。
日常的に出来ることは共感すること。
共感は感情をプラスに移す。思ったことを口にするだけ、用はツッコミを入れる。
 

◆漫才の法則ー共感と裏切り

共感は感情をプラスに向ける
冒頭のあついですねぇー、は共感を作る(みんなが思ってることを口にする)
共感をとる イコール ツカミ。
 
漫才のボケは相手の予測の裏切りで成り立つ。
予測の裏切りが感情をプラスに。
いい意味に少しだけ裏切る。
 
なんでやねん、も共感。
みんなが思うより一瞬早くなんでやねん、とツッコむ
 

◆場作りのポイント

一体感、集中力、能動性 それがある現場はいい空気。
プラスの行動を一緒にやる。いい状態のときに飛び交っているアクションや言葉、態度すべて。
笑いも拍手もそれ、プラスの行動
 

◆気の利いた返事

気の利いた返事やアドリブが出来るヒトはストックしている。
アドリブは練習しておく。
すごいですねぇ→すごかったら今頃落語家ですよ。
 

◆いい当たり前を作る

ヒトは90%以上無意識に動いている。
意識できることはほんの少し。何でもやろう。とすることが無理。
意識して少しずつ無意識のうちにできるようにする。
 
無意識化の3ステップ
決定、継続、実感
 
決定
なにかしらやるということ。
できることをやるしかない。やることを言葉にする。
 
継続
やり続けることで習慣になる3週間。ポイントはやることを具体的にする。褒めるなら、一日何回褒めるか決める。
 
実感
月に一度でいいから進歩の実感を得ること、与えること、共有すること。無理矢理でもいい。
 

◆リンク

関係ない者同士をつなぐ、感情がプラスに働く。共感、裏切りに加えて3つ目の柱
 
ダジャレは音がリンクしてる。韻を踏む。
視覚によるリンク
意味によるリンク、謎かけ。全く違うAとBをCを通じて共通点を作る
時間を超えたリンク、伏線の回収。
 

◆スペシャル感

あなただけに特別言うね(みんなに言うけど)
勝ちたい、じゃなくてこのチームで勝ちたい。IではなくWe
 

◆ポジティブ変換

〜しない、よりも 〜しろ、〜できるよね。
という言葉で構成する。
 
子供にこぼすなよ、ではなく、いつもどおり飲めるよね
 
出来たところ、いいところをさがす。
 

◆MYコメント

本書の主張は一貫して場作りにある。

テレビに出ている芸人のようなとんでもないボケやツッコミは素人の僕らにはマネできない。しかしそのようなキラーコンテンツがなくても笑いを起こすことは出来る。

それが場作りである。笑うまで行かなくてもその場がポジティブな空気になればこちらものも。

ポジティブな場作りを本書で学ぼう。