中小企業診断士✕読書✕コミュニケーション で一日のいいところをみつけるブログ

100年人生を迎える時代、30代サラリーマン管理職が会社に依存しないための日々のスモールアクション、ビジネス情報をお伝えします。

ありがとうの威力


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当社は専らBtoBの仕事で、10年以上働いているが全て企業に属するサラリーマンを相手にしている。

個人の方と相対したことは中小企業診断士関連でのみ、普段は企業戦士同士の戦いに没頭している。

 

だがこの数ヶ月、個人の方のために働く時間が発生している。

かんたんに言うとその方(高齢のご夫婦)がお持ちのちっこいビルのテナントが竣工依頼初めて抜けて、どうやって次のテナントを入れればいいのかわからないー、家賃なくなると大変だー、助けてー、といった相談が我社に届き、THE ホスピタリティの僕に白羽の矢が立ったというわけ。

 

そこで実感する企業相手と個人相手の差。

それは生活がかかっているかどうかだ。

 

そのご夫婦の収入はこのビル家賃のみ。これがないと生活出来ないという。

そんな話を聞いたらベストを尽くさないわけにはいかない。

普段手を抜いているわけではないけど、この方のために頑張ろう、という思いが通常の3倍はある気がする。

 

そしてリアクションも企業戦士とは違い、ことあるごとに大げさに感謝してくれるのだ。

ありがとうございます! いい人に担当いただきました、これで安心して眠れます、そんな言葉をサラリーマンから本気で言われた事があるだろうか。少なくとも僕はない。

 

今までBtoCのお仕事はしんどいだけのイメージだったが、このような感謝の言葉に満ち溢れた世界だったはとは。ここに没頭するヒトの気持ちが少しわかった気がする。

 

本気のお願いと本気の感謝。

これがあるとヒトは最大限頑張れるんだ。

とりあえず僕らにできることは感謝の言葉を忘れずに日々を過ごすということ。

 

ありがとうを口癖に。それを胸に今週もお疲れさまでした。