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100年人生を迎える時代、30代サラリーマン管理職が会社に依存しないための日々のスモールアクション、ビジネス情報をお伝えします。

常識という名の危険物


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常識だと思いこんでいることのリスク、というお話。

 

今日新規営業先とお話する機会があった。

そこは自社の不動産の管理に困っているとのこと。

具体的にどんなことで困ってるのか聞いてみたらまぁいろいろ出てきて、その中でも印象的だったのが社員の意識の低さについて(とその方は言っていた)だった。問題を問題だととらえていないという。

 

例えば建物の修理見積が上がってくるのにそれをほっとくらしい。んで切羽詰まって有無を言わさずやらざるを得なくなってむりやり修理をすすめる。

 

もちろん戦略的放置はありだ。業者が値段を吹っかけてきてるかもしれないし、そもそもやる必要がないことだってある。

 

しかし放置する理由を聞くと、とわからないからだという

そして長年そうやってきた結果、わからないから放っておくという省エネ特化の管理スタイルを確立したとのことで、これがまずい事に社員は気付いていないんだって。

 

客観的にみたらそれが正しい状態でないことなんて、空は今日も青いかを確かめるまでもないくらいに明らかなのに、わからない。わからないことをわかるようになるというシンプルな成長をすて、現状が最適とその社員の中で勝手な常識を作り上げ自分を守っている。

なので上司が改善しろと言っても効果は期待できないと嘆いていた。

 

世の中の常識ですら信じちゃいけない時代なのに、個人が作った常識なんて時限爆弾そのものである、タイマーは最長で定年時だ。

 

会社が守ってくれるという謎の常識はあくまで定年まで。それ以降も人生は続いていき、そこで放り出されても自分の足で進んでいけるように、時限爆弾を手放す方法の1つは常識を疑うなのだ。

 

テレビの報道を疑え、つまらない上司の話を疑え、自分の固定観念を疑え。

 

人のふり見て我がふり直す良い月曜日になりました。