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100年人生を迎える時代、30代サラリーマン管理職が会社に依存しないための日々のスモールアクション、ビジネス情報をお伝えします。

ペラ73 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい をまとめてみた

久々のペラ1はこちら。

本書は博打を打てといっているのではない。

100年人生を豊かに過ごすために会社を買えといっている。

 

何言ってんだこいつ??って感じだろう。私もそう思い手に取った。

中身を見たらなるほど、どうやら会社を買うというのは結構ありなのかもしれない。

会社に勤めていたら万事OKなんて過去の神話を信じているヒトは最早いないだろう、でもどうしたらいいの??と疑問ばかりのヒトに是非読んでいただきたい。

 

早速どうぞ

◆ズバリ

サラリーマン時代に培ったノウハウを駆使して会社を経営。それが定年後に安定収入を得つつ豊かな人生を過ごす方法である。
 

◆会社を買う理由

時給単価×労働時間には限界がある。しかも定年後は半分以下の賃金で数年再雇用されるだけ。
100年人生の時代、現役時代の貯蓄ともらえるかわからない年金で暮らしていけると思っている??
 
会社を持てばばインカムゲインキャピタルゲインも得られるようになり、稼ぐ可能性が増える。
 

◆来る大廃業時代

日本の中小企業の後継者不在による大廃業時代がくる、今後10年がピーク。
つまり黒字なのに会社をたたまざるを得ない起業が続出、社長は買い手を求めている。
 
会社をもつたった1つの条件、それはリスクが取れるか、実際に行動できるかだけ。
 

◆ゼロから事業を立ち上げる起業はハードモード

おすすめしない。10年残る会社は23%、大きく成功する企業は0.3%、限られた人の為せる技。
ゼロからの起業は常人では考えられない努力と根性と精神力が必要。
なおかつサラリーマンは与えられた仕事をこなすことに長けている、ゼロから起こすことを知らない。
 
例えばみんなが考えそうな飲食店は地獄。
初期投資、FL率、ロス、人手不足。…考えることは山程。
ランチ営業は夜への集客が目的じゃない、ロスを減らしてFL率を下げること。
 

◆成功の方程式

10年残った23%の会社を買おう。
 
大手企業は勝利の方程式を持っている。
大手企業でOJTを受けてきた普通のサラリーマンはチャンス。
 
中小企業の多くは大企業が思ってる当たり前を全くできてない。
社長が決算書読めないなんてザラ。
事業内容はいいのに経営手法や管理が脆弱なのが現実。
それでも回ってるという事実。
 
そんな中小企業に大企業の仕組みを落とすだけで地域で優秀な中小企業に変貌を遂げる。
このように潜在能力のある中小企業を買い経営しませんか?
 

◆会社を買う3つの疑問

①売りに出てるのは価値のない会社?

廃業件数の半分が黒字倒産、後継者不足。
中小企業の7割(100万社以上)は後継者がほしいと嘆いている。
息子が継げないなら叩き上げの社員がなる? 中小企業はワンマンがほとんどだから経営できる社員はいない。そんな能力だから社長になる気もない。
 

②優良な会社は高い?

買い手市場、後継者がいない会社が多い。高いとは限らない。
ざっくり計算。純資産+営業利益の3〜5ヶ月分。
ただでも買って欲しい人もいる。廃業すると建物を撤去解体しないといけない。そのコストが払えない。
 

③売りに出るような会社業界は未来がないのでは?

技術ノウハウを横展開させる。残存者利益を獲得する。(新規参入者はいない、退出企業は多い)
時流に沿った市場へ資源を投資すれば良い。
 

◆大産業時代はサラリーマンの大チャンス

ネットでM&A案件は探せる

例1・ストライクのSMARTというサイト。
例2・事業引き継ぎ支援センター。こちらのほうが公共サービスだからちっちゃな会社もとりあつかってる。 
 

デューデリジェンスが肝

中小企業が。完全に真っ白なんてことはない。
買う数年前に役員として入る。そこで調べる。黒い点があったら買わない。みたいな特約つけて。
税理士、顧問弁護士を自分が指名する人にかえる。デューデリジェンスが得意なひとはいる。
 
社長がまだいるときに改革できる。信頼関係の問題。2年で社員の信頼を勝ち取る。そして社長へ。
 

今は無担保無保証で会社が買える

会社を買うリスクは取得時に必要な買収資金のみ。
経営承継円滑法も施工された。
 

◆MYコメント

100年時代の生きる術は会社に依存しない、自分の能力を伸ばす以外にないと思っていた。
だから会社で培ったノウハウが役に立つ可能性があるというもの素敵な可能性。
少なくとも会社に勤めてさえいればなんとかなる、が通用しないのはどんな情報を見ても明らかだ。