相手の頭の中にある言葉で話す
今日新規商談の機会があった。
我々不動産業界では不動産の所有者を「オーナー」とか「オーナーさん」と定義することが多い。
コンサルタントが顧客をクライアントと定義するのと同じイメージだ。
一方で今日お話した方々は不動産所有者を「グランドオーナー」と呼んでいた。
その方々は土地は借りて店舗(建物)は自分たちで建てる、みたいなことがあるようで、その習慣から土地のオーナー、ということで「グランドオーナー」が定着したのかと勝手に想像した。
ここでひとつ考えてみたい。
「オーナー」でも「グランドオーナー」でも意味は通じるとして、はたしてどっちの言葉を採用して話を進めるのが良いか。
普段使い慣れている自分たちの言葉を使い淀みなく話すのか。
先方になじみのある言葉を使い無駄なストレスを与えないか。
どちらも良い面はあると思うがコミュニケーションをより良くする、という観点では後者である。
相手の地図、相手の言葉を使って話をする、そうすることで相手に
あ、このひとわかってるヒトなんだ、わかってくれてるんだ、と無意識レベルで感じ取って頂くことが出来るのである。
些細なことだがこれを意識的にやっていくことでいずれ無意識レベルで対応できるようになってくる。そうやって少しずつコミュニケーション能力を上達させていく。
そしてきっといつか周り大きな差が出来ていることであろう。
そう考えると毎日の些細なやりとりも捨てたもんじゃないと思えてくる。
毎日に意味を持たせる方法だ。
以上、相手の頭の中にある言葉を使って話すことの優位性について語ってみました。
今のところ週末の天気はご機嫌斜め。晴れてくれー走らせてくれー。