ストーリーがあるから価値がある。
思い入れが強いものにはストーリーがあるってお話。
先日実家に帰った。父親の誕生日で顔を見に行くって体だったんだけど裏ミッションとして放置してた靴を取りに行く、があった。
その靴はコンバースとタケオキクチの限定コラボ商品ワンスターのハイカット!!(これね)
当時(高校、大学生)の僕はワンスターに夢中になり、これと合わせて3種類を同時に持ち気分に応じて履き替えていた。
スタンダードな白基調に赤い星のタイプを買ったときは高校生なりたてだったかな。
小遣いをためて買いに行ったはいいものの、消費税分を見事に忘れててお金が足りず、レジの前でブラジルに届きそうなくらい落胆してた僕を見かねた店員さんが足りないぶんサービスしてくれ、めでたく僕はワンスターデビューを飾ることができた。
ちなみにそのお店はまだ顕在している。
そんなほっこりストーリーも相まって長らくマイワンスターブームは続いたんだけど、結婚して家を出るとき、実家に一足靴を残しておいたほうがいいだろうと泣く泣くこいつにその役目を果たした。
少し前に会社の先輩と学生時代ハマってた靴とか服装について話ししてた際にこのスニーカーの存在を思い出して取りに行ったわけで、実に10年ぶりの再開となった。
捨てないでいてくれてありがとう、ママン。
週末に入念に洗い、この祝日に実際に履いて出歩いた歩みが軽やかだったことは言うまでもない。
このように思い入れが強いものには必ずストーリーがあって、それは何も個人の買い物に限った話ではない。
企業が売るサービスや商品にもストーリーは必要だ。
どんな思いからこのサービスを開発して、それを通して相手にどのような価値を提供するのか。
具体的なストーリーがあるから共感を産み応援され、結果受注につながる。
それを無視して機能や価格を訴えても差別化困難な成熟市場でものを売るなんてできやしないのだ。
と練習はこんなものにして、近々僕が考えた新サービスをボスに提案する機会があるのだが、このストーリーが大切という概念をしっかりと訴えたいと考えている。
会社の偉い人なんていうのは大なり小なり古い人が多い、作れば売れた時代はもうとっくに過去。
僕の提案力が試されるまたとないチャンス、楽しんでいきましょう。