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100年人生を迎える時代、30代サラリーマン管理職が会社に依存しないための日々のスモールアクション、ビジネス情報をお伝えします。

ペラ70 経済・世界は感情で動く : はじめての行動経済学 をまとめてみた

今日のペラ1はこちら。

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とこちら

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感情で動くわけないじゃん、経済も世界も~。ロジックでしょ理屈でしょ。そんな疑問を抱いたのでセットで2冊とも買った。まんまと乗せられた感がある。

 

中身は難しい話ではなく、あるシチュエーションだと人間は論理的な判断をしているつもりでも実は感情に引っ張られているんだぞ、そんな話だ。

 

たとえば商品の値下げ。本当に欲しいかどうかが論理的ポイントのはずなのに、半額!とか言われるとお得だから買わないと、という感情が先行する。

そんなことが私生活外の仕事や経済でも起きているって話だ。

なるほど、自分は常にロジカルだぜと自覚している人のその自信こそ感情だったりするしね。

 

そんなことが事例として挙げられているので、特に面白かった事例をピックアップし紹介する。

 

ではどうぞ。

 

◇ズバリ

理屈よりも感情で動くことも実はおおい、それを知っておかないと裸の王様状態になる。自分ではクレバーでクールと思っていても周りからはヒステリックなやつと言われかねないよ。

 

◇本書で言う合理的、論理的なヒトの定義

それは感情をコントロールするのが上手い人

 

◇ピークエンドの法則

ある経験の良し悪し、記憶は最後の時間にフォーカスされる。
終わりよければすべてよし。逆もしかりでどんなにうまくいっていても最後がダメだと台無しに。
なのでとりあえず最後だけ〆ればよい。ダメ男に惚れる女性がいるが、これはダメ男が最後だめ格好良く見せるのがうまいのかも。
 

◇アンカリングの法則

最初に見た数字に引っ張られる。定価の何割引きとか。
自動車の営業マンは最初から付属品の話しない、まずは本体を売ってからそのあとに付属品の営業を始める。
本体に比べ安いから、数万なら変わんないじゃんとポンポンつけちゃう。。
 

◇順序効果

プレゼンのコツ。
一定期間を空けて結論を出してほしい論点は最初に。すぐに結論を出してほしい論点は最後に話すと良い。
 

◇サンクコスト

既にある程度投資している(サンクコスト)があると撤退すべきときでも進んでしまう。失敗すると考えられなくなる。
あと1000円であたるはず、というギャンブラーがまさにこれ。
 
人間は損切りが出来ない生き物。儲けるため、損回避するためなら、後者のほうがリスク取る。
 

◇やった後悔とやらなかった後悔

短期スパンではやった後悔(やってしまったー)が強いが長期的にはやらなかった後悔が大きくなる。振り返るとなんであのときチャレンジしなかったんだろう…アルアル
 

◇MYコメント

僕も中小企業診断士をとった直後、論理的思考能力が何よりも大事だと信じて疑わず、そうでない人にマウントを取っていたことがあったがマウント取る時点で感情むき出しよね。

ロジックでヒトを説得すより、感情に共感する。大変だったね、頑張ったね、お疲れ様。

そのほうがはるかに信頼関係を築けるってことを30中盤になってから知りました。