ペラ52_35歳の教科書 藤原和博著
今日のペラ1はこちら。
35歳の僕にとってこれほど手に取らなくては、と思った本は今まで無い。
終身雇用の崩壊に100年人生。
それらが生み出したのはサラリーマンで居続けることのリスクである。
会社の肩書きが外れたらあなたには何が残りますか?
この問いに寒気がした人は是非手に取って頂きたい本である。
また、この著者は以前も紹介した
も書いているヒト、控えめに言って学ぶことが非常に多いぞ。
ではどうぞ。
35歳の教科書 藤原和博
◆今までとこれから
今まで(20世紀まで)
成長社会、みんな一緒
正解主義(答えがある)
正解を見つける情報処理能力が求められた。
これから(21世紀以降)
成熟社会、それぞれ一人ひとり
納得解を見いだす情報編集能力が求められる。
今まで(昔は)ものを得ることが幸せ。
洗濯機あれば手が荒れなくなる。
炊飯器で睡眠時間が伸びる。
みんな一緒の幸せだった。
これから(21世紀以降)は幸せが多様化している。
テレビが数センチ薄くなって幸せか?
みんなが4Kテレビを求めている?
幸せの基準にばらつきが生じてきた。
◆これからの仕事に必要なモノ
共感が仕事をするパワーになる。
仕事の話をする前にライフストーリーを交換し合うのが新常識。
自分のことを自分の言葉で話せる力と経験。
肩書を外した自分は何者か...
最も訓練になるのは地元の小中学校のコミュニティに参加すること。
子供は大人の肩書に興味ない。印象を残さないといけない。
印象を残す=自分を磨く。
自分を磨く方法。
自分を知らない人たちで構成されているコミュニティに参加すること。
地域社会のコミュニティに入るのが手っ取り早い。
自分の技術とはなにか、自身と向き合って話してみること。
会社以外につぎ込めるとこを身につけること。
仕事で培ったスキル合体させると大きなパワーになるもの。
◆これからの大人に必要な能力
・演じる自分
素の自分と俯瞰している自分。
大人の世界は失敗の連続。失敗したときに俯瞰した自分がツッコんで笑いに変えられるか。
失敗したときにこれでいいのだ、という思考回路を持つ。
・クリティカルシンキング
テレビや新聞のニュースを批判的に見ることが訓練になる。
批判、否定ではない。つまり自分なりの見解も用意する。
そのためには多面的に物事を見ることが必要。
正解の無い答えを探す。
・自分だけのキャリアが身を助ける
名刺がなくても働ける、仕事ができる=自立
肩書きが無くなったときに何を語れるか
・コミュニティ つなげる力で仲間を増やす
夫婦はなるものではなく、するもの。そのためには他者として認識する。
家庭、会社以外の第3のコミュニティを作る。
無償でも対応する、機会を得てつながりを作るため。