社会人マナーについて考えてみた
当社ではMBO,目標管理制度を用いて半期ごとに設定する。
僕は異動したてということもあり2年目の若手1人のを見ることに。
相互理解が未完成の中でいきなり来たマネージャーに目標について説明する、
2年目の若手の子にはまぁまぁに負担や抵抗があるだろうなと思ったので話しやすい空気感構築は意識した。
と偉そうに書いたが具体的には冒頭に僕自身の事を少し話しただけ。
2年目のときどんな仕事をしていたか、どんな心境で仕事をしていたか。どんな失敗をしたか、とか。
自身の事を話してもらうんならまずはこちらから話さないとね。
ということで中身に入ってったのだが、
どうやら彼は1年間で「社会人としてのマナー」がなってない、みたいな事を何度か言われてきたようで結構気にしていて、向上したい能力という項目に「最低限の社会人マナーを身につける」を設定していた。
どんなことを今まで指摘されたのか、それを言われてどんな想いだったか、を聞いて話してもらったのだが、言葉じりでもわかるとおりまぁ嫌々感満載だった。
どうやら社会人としてふるまうということが媚びてるとか、自分を無理やり変えないといけない、丸く収まる、といったイメージを持っている様子。マナーがなってない、とは言われたものの具体的にどこを改善しろといった指示がなかったことも彼の気持ちを下げているようだ。
つまりこのままマナー改善しろ、といっても彼は変わらないだろう。
人間嫌だと思っていることをやるのはすごいつらい。
それにマイナスをゼロにするってなんか嫌じゃない? 発想がすごいネガティブというか。
基本的に長所や出来ること伸ばしていきたいじゃないですか。
ただマナーは確かに必要である。
どうしたら彼が前向きにこのことをとらえて変化していけるようになるか。
ここで先日もブログで書いたが言葉のポジティブ化、言霊の出番である。
マナーが良いとはどういうことかを彼とあれこれと話をし
マナが良い = ヒトに良い印象を与えられる
という結論にいたった。
これなら無理に自分を変えるといった印象もなくなり、彼も人に良い印象を与えられたらいいですね、と納得感を高めてくれた。
よって目標も「人に良い印象を与えられる行動をとる」に変化した。
言葉は強い、簡単に人を勇気づけたり動機付けたり、逆もまたしかり。
どのような言葉を選択し相手に与えるか。部下育成でも営業でもそれこそ子育てでも。最も大切な心構えである。
NLPでいうリフレーミングだね。
それにしてもマナーや振る舞いに関しては未だに僕も耳が痛い、いまだに先輩にもタメ口で話しちゃうふしがある。まぁそれも個性として直す気なんてさらさらないんだけどね。